転勤のメリットとデメリット【転勤に対する考え方が変わったきっかけ】

仕事

転勤って大変?
「転勤のメリット、デメリットって何だろう?
 転勤を断ることってできる?
 今は転勤してもいいと思っているけど、、。
 将来はわからないなぁ?」

こういった疑問に答えます。

この記事を書いている私は、これまで転勤を2回経験していますが、転勤にはメリットもデメリットも両方ありました。
一方で、ライフステージの変化に伴い、転勤に対する考え方が変わりました。

転勤のメリット、デメリットについて、転勤に対する考え方の変化も含めて紹介します。

「転勤って大変?」という方への、参考になればいいなと思いますので、ぜひ記事をご覧ください。

転勤のメリット

キャリアの発展につながる

新しい業務や役職に挑戦できることで、スキルや知識の幅が広がり、キャリアの発展につながります。

将来の幹部候補の育成のために、転勤によって会社の仕事を幅広く経験させる、という会社も多いですよね。
欠員補充などの人員バランスの調整を目的とした転勤もあると思いますが、新たな環境で仕事にチャレンジすることは、メリットとして捉えることができます。

ただし、左遷の意味合いが強い転勤命令というのもありますので、
その場合は、その会社内でのキャリアの発展は難しく、このメリットは該当しないかもしれません。

人脈を拡大することができる

新しい職場の上司や同僚など社内の人脈を広げることができ、同様に社外についても新たな人脈を得ることができます。

多くの人脈を持っていることは、仕事の色々な場面で役に立ちます。

新しい環境での経験が得られる

住む場所が変わり職場も変わることで、新たな環境や生活様式を経験することができます。

仕事だけでなくプライベートにおいても、自己成長や視野の拡大につながるチャンスでもあります。

これまで住んだことのない地域に住むことで、その地域ならではの魅力を堪能することもできますね。

家賃補助が得られる場合もある

転勤者向けの社宅や家賃補助の制度を整えている会社であれば、家賃に対する金銭的なメリットを受けることもできます。

転勤命令の場合、引越し費用は会社負担になると思いますが、家賃補助などの制度もあるかどうかは、事前に社内規定などをしっかりと確認しておきましょう。

転勤のデメリット

単身赴任

家庭の事情によって家族全員で転居できない場合は、単身赴任となってしまいます。

単身赴任でも問題ない方もいらっしゃると思いますが、家族と一緒にいたいと考える方にとっては大きなデメリットですよね。

家族全員で転居するためには、パートナーの仕事や子供の学校などを変更しなければならなくなりますので、家族から転居したくないという意見がでることもあり得ます。

慣れるまでは大変

新たな住環境や職場環境に慣れるまでには、どうしても一定のストレスは発生してしまいます。

家族がいる場合には、自分自身だけでなく、家族にも一定のストレスが発生してしまいます。

特に、新たな交友関係を作るには、それなりに時間がかかりますよね。

転居に伴う負担

引越し費用は会社負担であっても、引越しの手続きや作業は自身で行う必要があります。

転居に伴う手続きは思った以上に多くて、大変だと感じると思います。
(住民票や免許証、電気水道ガス、各種の住所変更、子供の転校手続き、など)

特に、転勤命令の内示が遅い場合は、転居の準備期間が短くなってしまい、非常に大変な思いをしてしまいます。

転勤を断ることはできるのか

会社からの転勤命令は、基本的には断ることはできません。

転勤を断ることができるのは「転勤のない雇用契約で入社している」場合と「転勤できないやむを得ない事情」がある場合です。

雇用契約で転勤がないことを明確にしているのであれば、転勤命令は雇用契約違反として断ることができます。

やむを得ない事情もなく転勤を断る、ということは業務命令に従わないということになります。
場合によっては、降格や処分対象となってしまいます。

介護など家庭の事情によって転勤ができない場合は、転勤の内示段階で事情を説明して相談することはできますが、その事情を「やむを得ない事情」と判断するかどうかは会社次第です。

仮に、やむを得ない事情として転勤を拒否できた場合でも、会社からの評価が下がってしまったり、周りから転勤を拒否したことに対して否定的な扱いを受けたりすることも、十分にあり得ます。

転勤に対する考え方の変化【体験談】

私は20代と30代で、それぞれ1回ずつ転勤を経験しました。

転勤のメリットとデメリットは紹介したとおりですが、
総じて、転勤によって自身のキャリアやスキルが上がったことなど、仕事面でのメリットを感じていました。

ただ、30代後半の頃に、ライフステージの変化とともに転勤への考え方が変わりましたので、その経験をお伝えします。

20代:転勤したかった。

入社して最初の配属先で、仕事をある程度こなせるようになった3年目あたりから、そろそろ転勤命令があるかな、と考えるようになりました。

その時は、むしろ転勤命令を出してほしい、と考えていました。

配属先に不満があったとかではなく、単純に他の支店でも経験を積みたいなと思いましたし、引越しもしたっかった、というのが理由です。

そんなことを思っているうちに、4年目の終わり頃に転勤の内示を受けて、5年目から他の支店に転勤しました。

妻と2歳の子供の、家族3人で転居しました。
子供が産まれてからは初めての引越しだったため、転居に伴う手続きは結構大変でした。

30代:2回目の転勤。だけど、この先はどうだろう。

最初の転勤から5年後、2回目の転勤が決まりました。

2回目の転勤は、新たな役職への挑戦でもあり、仕事面についてはポジティブに捉えて転勤しました。

また、その転勤で配属された支店は、当時の住まいから電車で通える距離だったので、転居をする必要がなかったことも良かったです。
(子供が小学生だったので、転校させるのは可哀想だなとも思いましたので)

そして、

2回目の転勤から2年ほど経ったころから、転勤に対する考え方が変わってきました。

きっかけは子供の学校のことでした。

2回目の転勤命令の時に、たまたま転居の必要がない配属先だったから良かったけれど「子供が小学生だったので、転校させるのは可哀想だな」と思ったことが、ずっと引っかかっていました。

私自身も小学生の時に転校を経験しているのですが、その後はずっと同じところで中学、高校と進学しています。
ふと、自分の子供に当てはめて考えた時に、あまり転校させるのは嫌だなと思いました。

次に転勤命令がでた場合、子供を転校させないためには、私が単身赴任するしか選択肢はありません。

そう考えた時に「子供の成長を見守りたい」「家族と一緒にいたい」「単身赴任はしたくない」と思うようになりました。

40代:転勤のない会社へ転職

単身赴任はしたくない、と考えるようになってからは、どうすれば転勤を回避できるだろうかと悩みました。

今の配属先で、ものすごく成果を上げれば転勤命令が出ないのではないか、などと考えたりもしました。

でも、そんなことは関係ないことは分かっていました。

実際、私の周りでは、子供が生まれたばかりや受験のタイミング、新居を購入したばかり、など、転勤するのは大変そうだなと思う時期の人たちも、転勤することは多々ありましたので。

社員のプライベートを全て考慮してたら、転勤命令など出せないですよね。

今の会社で転勤を回避することはできない、ということで、

転勤がない会社へ転職することを選択しました。

結局、40歳を目前に転職をして、その転職に伴い家族全員で引越しをしたので、子供は小学校を転校することになってしまいましたが、

現在は、会社都合の転勤命令によって引越しをする、ということはない状況になりました。

まとめ

転職にはメリットもデメリットも両方ありますが、その比率はライフステージによって大きく変わります。

私は、転勤を2回経験したことで、人脈も広がり、色々な仕事に携わることもできて、仕事面ではスキルもキャリアもアップした実感があります。
また、転勤も含めた前職の経験があったからこそ、転職することができたとも思います。

つまり、仕事のキャリアアップの面では、転勤のメリットはあると思います。

一方で、人それぞれタイミングは違うと思いますが、ライフステージの変化というのは起こります。
その変化が起きた時に、自分が何を優先したいと思うのかによって、転勤のデメリットを強く感じることがあります。

転勤のメリットとデメリットについて考える際には、将来のライフステージをイメージすることも大事だと思います。

私の経験が、少しでも参考になればいいなと思います。


今回は以上となります。

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この記事を書いた人

長野県在住、40代、妻と娘の3人家族です。

地方移住のため、40歳を機に転職をしました。

「自分の気持ちに正直に生きる」

これを実践するために、試行錯誤の日々を送っています。

これまでの経験が誰かの参考になればいいなと思い、
移住生活、趣味、仕事などについて情報を発信しています。

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